赤毛のアン 英語版 全冊
Publisher Description
「赤毛のアン 英語版 全冊」
L. M. モンゴメリ(Lucy Maud Montgomery、1874年〜1942年)の書いた、赤毛のアンに始まるシリーズです。
一作目はアンの子供時代で名作ですが、アンの人生は続きます。
教師になり、大学を出て、結婚して、出産、子育て、そしてその子が成長して第一次世界大戦に行って……。
アンの状況は変わりますが、登場する魅力的なキャラクター、ドラマティックな事件、くすりと笑えるホームコメディは変わりません。
シリーズの10冊の原作を、1冊の電子書籍にしました。
アンの時間に沿って読むもよし、書かれた順に読むもよし、お好みでどうぞ。
表紙や目次に日本語がありますが、中身は英語です。
パブリックドメインの本文を集めて体裁を整え、目次を付けました。
電子書籍アプリなら、辞書を引いたり、読み上げの機能が付いています。
文章を好きにコピーし、指先一つで翻訳アプリの助けを借りることもできるでしょう。
文学少女のアンとその作者だけに、英文学からの言い回しが沢山隠れているそう。
読んで分かる人がうらやましいかもしれません。今ならさしずめネットミーム?w
尚、「(4) Anne of Windy Poplars (アンの幸福)」は、発表当初、「Anne of Windy Willows」でしたが、
怪奇色強すぎの指摘で修正されたバージョンです。
柳がポプラになって、死んだ人の怖くて面白いエピソードがいくつか削られました。
また、ずっと後になって、アンのその後を断片的に書いた続編も出ました。
「アンの思い出の日々」((9) The Blythes Are Quoted、2009年)
よければ。
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She turned away from the window. In her white gown, with her hair in its two long braids, she looked like the Anne of Green Gables days...of Redmond days...of the House of Dreams days. That inward glow was still shining through her. Through the open doorway came the soft sound of children breathing. Gilbert, who seldom snored, was indubitably snoring now. Anne grinned. She thought of something Christine had said. Poor childless Christine, shooting her little arrows of mockery.
"What a family!" Anne repeated exultantly.
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*目次*
├(1) Anne of Green Gables (赤毛のアン)
├(2) Anne of Avonlea (アンの青春)
├(3) Anne of the Island (アンの愛情)
├(4) Anne of Windy Poplars (アンの幸福)
├(5) Anne's House of Dreams (アンの夢の家)
├(6) Anne of Ingleside (炉辺荘のアン)
├(7) Rainbow Valley (虹の谷のアン)
├(8) Rilla of Ingleside (アンの娘リラ)
├(10) Chronicles of Avonlea (アンの友達)
├(11) Further Chronicles of Avonlea (アンをめぐる人々)
├付録 年表
└底本などに関する情報