赫のグリモア(1)
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4.2 • 30件の評価
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- ¥600
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発行者による作品情報
平凡な中学生・若葉が曾祖母から相続した奇妙な形をしたペンと巨大な洋館。その洋館に幽閉されていた「あかずきん」を名乗る謎の少女を解放したことで、描いた絵を具現化する力を持ち人々を救う「書の魔導士」の役目を若葉は継承する。しかし、それをキッカケに若葉は第2次世界大戦あるいはそれよりも遥か古より続く魔女たちの戦いに巻き込まれていき──。少女達が殴って斬って撃って殺しあう新本格ダークファンタジー開幕!!
APPLE BOOKSのレビュー
現代と平行した異世界を舞台に魔導士とその主人に仕える魔獣が織りなすダークファンタジー「赫のグリモア」。"不思議なペンを肌身離さず持つことを条件に、所有していた屋敷と作品全てを相続する"という謎の遺言を画家の祖母から遺された女子中学生の若葉。彼女もまた、祖母の影響で絵を描いていた。夏休みのある日、デッサン修行で屋敷を訪れた若葉は祖母のコレクションが並ぶ廊下で鎖につながれた少女の絵に目を奪われる。どこかその絵に違和感を感じた若葉は、少女の背景となっていた部屋を探すうちに、ドアノブのない隠し扉を見つける。その扉の先に待っているものとは…。祖母が孫の若葉に託した大きな使命が次第に明らかになっていくにつれて、ストーリーの世界観も壮大に。可憐な少女漫画のタッチで、激しいバトルシーンやバイオレンス描写が描かれるギャップも、本作品の魅力のひとつ。