近代アジアの啓蒙思想家 近代アジアの啓蒙思想家

近代アジアの啓蒙思想‪家‬

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Publisher Description

香港に国家安全維持法を導入した習近平の中国、ミャンマーの軍事クーデタ、フィリピンで強権をふるうドゥテルテ大統領など、現在、アジアの国々で、自由と人権の尊重、民主主義といった近代の潮流とは逆方向の動きが目立っている。アジアではこの100年余り、西欧起源のこうした思想と原理で自国を作り替える試みが続いてきたが、いまだ完全に自らのものとするに至っていないのである。しかもこうした「逆方向の動き」は、アジアのみならず、欧米社会でも起こっている。
そもそも、ヨーロッパに生まれた「啓蒙思想」は、アジア各地の知識人にどんな衝撃を与えたのか、そして、彼らはどんな社会をめざしたのか。アジア各国の啓蒙思想家の生涯から、近代アジアの苦闘の歴史と、現代にいたる矛盾をとらえ直す。
序章では、その最初期のモデルとしての福沢諭吉を取り上げる。以下、中国で革命を志した陳独秀と胡適、インドネシアの女性運動の先駆者カルティニ、インドのネルーとガンディー、朝鮮の儒教知識人・朴泳孝、日本に近代化を学んだベトナムのファン・ボイ・チャウ・・・。いずれも、アジアの進むべき道をしめした「道先案内人」であり、日本の啓蒙思想家・中江兆民が言うところの「種を播いた人」であった。そして、「啓蒙思想」は過去のものではなく、それを実現するための運動は今も受け継がれて「現在進行形」なのである。

GENRE
History
RELEASED
2021
July 15
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
248
Pages
PUBLISHER
講談社
SELLER
Kodansha Ltd.
SIZE
14.5
MB
物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年
2013
入門 東南アジア近現代史 入門 東南アジア近現代史
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世界史の図式 世界史の図式
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アジア政治を見る眼 開発独裁から市民社会へ アジア政治を見る眼 開発独裁から市民社会へ
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