追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ～俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?～(1‪)‬

1巻含め序盤は言わばなろうファンタジーとシュールギャグが中心のコメディ路線。
これが【半グレ編】突入から次第にノワールチックなストーリーテリングが展開され、重厚でクオリティの高い能力バトルを楽しめる。
キャクター同士の軽妙なやり取りや、一見荒唐無稽に見えるが意外と盤石とした世界観もクセになる。

原作小説とはかなり展開が異なる(原作者了承済)が、漫画版作者の引き出しの多さとそれらを綺麗にまとめる巧みな技術に舌を巻く。
特に【半グレ編】ラストの47話の衝撃は他に類を見ない。

本作のギャグ描写に抵抗がなく、シリアスな展開もばっちこいな方は絶対に損はしないはず。

下品な感じでゲラゲラ笑ってるとこが好き。
「笑顔を見せる為」じゃなく、笑えて仕方ないから笑ってる感じが良い。

1・2巻までは面白く読めたけど、3巻以降は手抜きが目立つ様になり私は4巻の途中で読む気なくしました