道化師の蝶
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3.4 • 11件の評価
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- ¥710
発行者による作品情報
無活用ラテン語で書かれた小説『猫の下で読むに限る』で道化師と名指された実業家のエイブラムス氏。その作者である友幸友幸は、エイブラムス氏の潤沢な資金と人員を投入した追跡をよそに転居を繰り返し、現地の言葉で書かれた原稿を残してゆく。幾重にも織り上げられた言語をめぐる物語。〈芥川賞受賞作〉
APPLE BOOKSのレビュー
第146回芥川賞受賞作(2011年下半期) - 異色のSF作家、円城塔に初めての芥川賞をもたらした代表作。しばしば難解と評される円城の作品だが、本作も例外ではない。5つの章からなる本作の中心人物は、銀の網で「着想を捕まえようとしている」実業家のA・A・エイブラムスと、無活用ラテン語で書かれた『猫の下で読むに限る』の作者である希代の多言語作家、友幸友幸の2人だ。しかし、彼らの物語の語り部となる「わたし」は複数人存在し、その正体が不規則に入れ替わるという複雑な構成が、読者を瞬く間に迷宮へと引きずり込んでいく。時の流れも一定ではなく、5章をまたがってしばしば逆流し、飛躍する。それはSF小説のタイムトリップと呼べるものだろうし、幻想的なイメージの数々やシュールレアリスム的描写、そしてメタフィクションの構造は、著者がリスペクトする安部公房を彷彿(ほうふつ)させる前衛文学の系譜に位置する。つまり、またしても円城塔の強烈な持ち味が全開となった怪作なのだ。蝶「アルレキヌス・アルレキヌス」とは何を象徴しているのか? 著者が最後に残すメッセージは何なのか? 読者もまたエイブラムスのように網を振り、その答えを捕まえるべく右往左往することになるだろう。
カスタマーレビュー
意味不明
自分の読解力がないせいだと思うのですが、全く意味の分からない小説でした。
主語が誰を指しているのか?
今の場面は前章の過去なのか未来なのか?
彼がいつの間にか彼女になってる…
比喩なのか、現実なのか?
『友達の彼女のお兄さんの同僚の従兄弟』的な言い回しで、一体誰の事を指しているのかごちゃごちゃでした。
これ程、途中で読みたくないと思った小説も久々でした。