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発行者による作品情報

その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と

医者から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。

函館で医者と医院を提訴した彼女に会わなければならない。

裁判の過程で見えてきたのは、そもそも

現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は

認められていないことだった。

ダウン症の子と共に生きる家族、

ダウン症でありながら大学に行った女性、

家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。

多くの当事者の声に耳を傾けながら

選ぶことの是非を考える。


【目次】

プロローグ 誰を殺すべきか?

第一章 望まれた子

第二章 誤診発覚

第三章 ママ、もうぼくがんばれないや

第四章 障害者団体を敵に回す覚悟はあるのですか?

第五章 提訴

第六章 母体保護法の壁

第七章 ずるさの意味

第八章 二十年後の家族

第九章 証人尋問

第十章 無脳症の男児を出産

第十一章 医師と助産師の立場から

第十二章 判決

第十三章 NIPTと強制不妊

第十四章 私が殺される

第十五章 そしてダウン症の子は

エピローグ 善悪の先にあるもの

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2018
7月17日
言語
JA
日本語
ページ数
248
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
987.7
KB

カスタマーレビュー

人間鯉のぼり

文句なく名著

読むことにエネルギーがいるがページをめくる手が止まらなかった。どれが正しくてどれが間違っているなどないという、筆者の解釈も納得するに十分裏打ちされた取材や生の証言に涙を禁じ得なかった。どの命も大切で、他人が崖っぷちで選んだ答えに外野が是非を言うこと自体が無粋という学びを得た。

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