部首の誕生 漢字がうつす古代中国 部首の誕生 漢字がうつす古代中国

部首の誕生 漢字がうつす古代中‪国‬

    • ¥1,100
    • ¥1,100

Publisher Description

【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】

「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。



「零」は「わずかに雨が降る」様子だった

「示」は祭祀用の机に供物が載っている

「酬」は本来「酒をすすめる」こと

「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字



【目次】

はじめに──部首は古代世界の縮図

序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ

第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ

□コラム 甲骨文字の部首と配列

第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」

□コラム そのほかの動植物を元にした部首

第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける

□コラム そのほかの人体を元にした部首

第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器

□コラム そのほかの人工物を元にした部首

第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ

□コラム そのほかの字素の部首

第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示

□コラム そのほかの複合字を元にした部首

第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史

□コラム そのほかの同化・分化した部首

第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究

□コラム 字源のない部首

おわりに──漢字の世界の広がり



索引

GENRE
Nonfiction
RELEASED
2024
October 10
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
202
Pages
PUBLISHER
KADOKAWA
SELLER
DWANGO Co., Ltd.
SIZE
21
MB
殷 ―中国史最古の王朝 殷 ―中国史最古の王朝
2015
古代中国の虚像と実像 古代中国の虚像と実像
2009
漢字の字形 甲骨文字から篆書、楷書へ 漢字の字形 甲骨文字から篆書、楷書へ
2019
甲骨文字の読み方 甲骨文字の読み方
2007
古代中国 説話と真相 古代中国 説話と真相
2023
漢字の構造 古代中国の社会と文化 漢字の構造 古代中国の社会と文化
2020