量子の世界をみる方法 「スピン」とは何か 量子の世界をみる方法 「スピン」とは何か

量子の世界をみる方法 「スピン」とは何‪か‬

    • 2.5 • 2 Ratings
    • ¥1,300
    • ¥1,300

Publisher Description

電子の「スピン」といわれたときに、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「地球が自転をしながら太陽のまわりを回るように、電子が自転しながら原子核のまわりを回っているようなイメージ」や「電子がコマのように回っている」「フィギュアスケートの選手のように回っている」などのイメージが頭に浮かんでいるのではないでしょうか?

実は、この答えは正しくないのです、といったら皆さんは驚くでしょうか。

「スピン」は私たちの暮らしているマクロな世界の「回転」とは異なり、なかなか感覚的に掴みにくく、それが「スピン」への理解を難しくしているのではないかと思います。
本書は、「スピン」をもっと深く、そして正しく理解してほしいという思いから、物理学者とサイエンス分野の広報関係者、そして素人!? がチームを組んで執筆しました。

この本は、多様な読者を想定したものです。物理に興味のある高校生から「スピン」をきちんと理解したい大学生。学生時代に量子力学の授業で「スピン」の話を聞いたことがあるけど、もう一度、きちんと理解したいと思っている方などなど。さまざまな人に本書をとおして「スピン」の不思議さやおもしろさ、凄さを知ってもらいたいと考えています。

「スピン」の正体とは? 量子力学の誕生からスピンの発見までの歴史的な背景。さらに「スピン」はどのように記述され、捉えればいいのか? 本書では、できるだけ具体的に理解できるように「シュテルン=ゲルラッハの実験」を紹介しながら解説していきます。
さらに、電子だけでなく、陽子、素粒子のスピンまでを取り上げ「量子」の世界をみていきましょう。
そして、2022年度のノーベル物理学賞の受賞でニュースでも話題になっている「量子もつれ」を利用する量子コンピューターや生き物の特殊な能力について、そのほかにも超電導や永久磁石など社会の様相さえ劇的に変えつつあるスピンを利用した技術最先端までをていねいに解説していきます。

本書を片手に「量子」と呼ばれる摩訶不思議な世界に飛び込み、「スピン」をめぐる冒険に出かけましょう。

GENRE
Science & Nature
RELEASED
2022
November 17
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
288
Pages
PUBLISHER
講談社
SELLER
Kodansha Ltd.
SIZE
23.2
MB
宇宙・物質のはじまりがわかる量子力学 宇宙・物質のはじまりがわかる量子力学
2012
量子力学の世界 はじめて学ぶ人のために 量子力学の世界 はじめて学ぶ人のために
1967
真空のからくり 質量を生み出した空間の謎 真空のからくり 質量を生み出した空間の謎
2013
量子で読み解く生命・宇宙・時間 量子で読み解く生命・宇宙・時間
2022
量子力学はミステリー 量子力学はミステリー
2010
宇宙と物質の起源 「見えない世界」を理解する 宇宙と物質の起源 「見えない世界」を理解する
2024
重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか 重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか
2023
宇宙検閲官仮説 「裸の特異点」は隠されるか 宇宙検閲官仮説 「裸の特異点」は隠されるか
2023
時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか 時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか
2017
量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ 量子とはなんだろう 宇宙を支配する究極のしくみ
2020
量子で読み解く生命・宇宙・時間 量子で読み解く生命・宇宙・時間
2022
宇宙と物質の起源 「見えない世界」を理解する 宇宙と物質の起源 「見えない世界」を理解する
2024