金剛智三藏と將軍米准‪那‬

この作品の作家は、榊亮三郎(明治5(1872)年4月5日～昭和21(1946)年8月24日 )明治～昭和期の仏教学者。京都帝国大学教授。専門は梵文学で、インド古代学の科学的研究の先駆。著書に「弘法大師と日本文化」など。この作品は底本の「榊亮三郎論集」では「文芸」としてまとめられている。『金剛智三藏と將軍米准那』とにつきて諸君の清聴を汚す次第であるが、先ず金剛智三藏の生れ又は活動せられた南天竺摩頼耶國とは、如何なる國であったか、また今現にあるかを申上げたいと思う。初出は1980(昭和55)年8月1日。