銀冠のウィザード
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発行者による作品情報
内容紹介用文章
マギリンガー、と呼ばれる人間が存在する。
彼らは魔法の力を操り、不可能を可能にしてゆく。
彼らの使える魔法はそれぞれで違う。
自らが強く望んだこと、心の在り方、使いたい力、育った環境などによって、使える力に変化が出てくる。
あらゆる力を指して魔法と呼ばれる。
これはマギリンガーの少女たちと、過去への復讐を誓う一人の青年の物語である。
以下、メインキャスト達による簡単な内容紹介っぽいものです。
第1話『初めての敗北』
マキナ「っていうかこれ私たちが初めて負けた話よね。それを自分で紹介するってあり得ない……」
レイス「仕方ないよ。だって主人公だもん」
ハヤト「そうそう。主人公なんだから諦めろって」
マキナ「あー! いつの間に!」
ハヤト「仕方ねえじゃん。俺も呼ばれたんだってば。まあ一応1コマ出ておけば仕事は果たしたよな。んじゃとんずらするか!」
マキナ「待てーっ!」
レイス「はいはい。仕事を投げ出したハヤトくんに代わって紹介すると、この第1話はマキちゃんがハヤトくんにぼろ負けするお話でーす♪」
マキナ「ぼ、ぼろ負けしてないもん! ちょっと油断しただけだもん」
ハヤト「一撃だったくせに……」
マキナ「うるさーいっ! っていうか待てーっ!」
第2話『ディストルーク・ハリエットの影』
マキナ「はう~。やっとたっくん見られる~」
レイス「……人が局長に気の重たい報告をしているときにそういうことをされると地味に腹立つわよね」
ハヤト「ご愁傷様だな」
レイス「……主にハヤトくんの報告なんだけど?」
ハヤト「……ノーコメントでお願いします」
第3話『再会!?』
ハヤト「逃げ切れたと思ったらあんな場所で鉢合わせとか……マジでありえねえ……」
マキナ「映画館だもんねぇ」
レイス「そして魔法少女グッズ……ふふふ」
ハヤト「言うなーっ!」
マキナ「うう。それについては私も複雑だよぅ。あれだけ辛酸を舐めさせられた相手のすごく残念な部分を見せられた気分……」
ハヤト「ほっとけっ!」
レイス「……いや~。二次元限定幼女愛好家もアイドルオタクもわたしから見れば大差ないんだけどなー」
マキナ・ハヤト「「そんなことないっ! 絶対こっちの方がマシだってばっ!」」
レイス「はいはい。低レベルなことで火花散らさないの」
第4話『レイスのおちゃめな罠』
ハヤト「つーかおちゃめで済むようなレベルじゃねえし。いったいどんな悪夢かと思ったぜ……」
レイス「失礼ね~。穏便に事を運んだつもりなのに~」
マキナ「いや、さすがにアレはハヤトに同情するよ。一種のいじめだよアレは……」
ハヤト「だよなぁ」
マキナ「うん。でもレイスにそれ以上文句を言わない方がいいよ。恐ろしい仕返しが待ってるかもしれないから」
ハヤト「う……あり得そうでマジ怖い……」
第5話『天空回廊攻防戦』
マキナ「あれはしんどかったね……」
ハヤト「だな……」
レイス「っていうか新キャラ登場だし? 何あの黒幕一直線的なヒト」
ハヤト「まんま黒幕だろ。逃がしたのは痛かったけどな」
マキナ「うう。めんご……」
ハヤト「まあ気にしなくていい。またチャンスはあるだろうし」
マキナ「うん。次は協力するよ」
ハヤト「期待してる」
レイス「はいはーい。そこ2人だけの空気作らないでくださーい!」
第6話『新しい絆』
レイス「ほらほら、知ってること洗いざらい吐きなさいよ。カツ丼出すわよ」
ハヤト「……なんで刑事の取り調べ風?」
マキナ「お腹空いた……」
レイス「そうだねマキちゃん。じゃあごはん食べにいこっか」
マキナ「いく!」
ハヤト「って、待てー! なんで俺まで引きずっていくんだーっ! はーなーせーっ!」
終章『銀冠のウィザード』
ディストルーク「おや。我々の出番もあるようだ。メインキャスト扱いしてもらえている、ということかな?」
ムツミ「……いや、単純にこの章って僕たちしか登場していないから他のキャスティングが出来なかっただけだと思いますよ」
ディストルーク「ははは。まあどうでもいいことだ。せっかくの出番なのだから楽しもうじゃないか」
ムツミ「出番っていうか、紹介なんですけどね」
ディストルーク「というわけでラスボス予定のディストルークだ。みんなよろしく。いえーい」
ムツミ「ラスボスの配下そのいち、ムツミです。よろしくお願いします」
ディストルーク「さあ! 黒幕っぽく暗躍するぞ!」
ムツミ「了解です、博士」
ジャンル:ライトノベル
作・画:水月さなぎ
文字数:96,927字