銭形平次捕物控 022 名馬罪あり
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Publisher Description
『銭形平次捕物控 022 名馬罪あり』は明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品である。大場家の家宝である東照宮の御墨付を紛失してしまった旗本・大場石見(いわみ)の用心・相澤半之丞。乗っていた馬が濠に落ちるという騒動のさ中に、御墨付の入った文箱が何者かによってすり替えられてしまったのだ。事件を任されたガラッ八の八五郎は、半之丞の妾(めかけ)・お組の仕業だと推理するが…。「お前は駄目ばかり詰めて、肝腎の筋へは石を打たなかったんだ」、「へエ、譬(たとえ)が碁と来たね」。囲碁の賭けで、八五郎が親分、平次が子分になっちゃうくだりが笑える。