錢形平次捕物控 どんど燒
発行者による作品情報
『銭形平次捕物控 047 どんど焼』は明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品。正月の二日の夜、乾物問屋「相模屋」の若旦那・勘次郎が、離屋(はなれ)の二階の部屋で、何者かに出刄庖丁で刺されて殺害された。勘次郎の妻・お清に気のあった手代の与母吉(よもきち)をしょっぴく縄張りの岡っ引・小網町の仙太。お清から、女好きの勘次郎と行儀見習いのお浜の関係を聞かされた銭形平次だが…。「今年は火の用心の御布令(おふれ)があって、江戸の町ではどんど焼が御法度だそうよ」。