鍵つきテラリウム(1)
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4.3 • 10件の評価
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- ¥650
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発行者による作品情報
人類が衰退し、荒廃した世界――。生き残った数少ない人類は、【アルコロジー】と呼ばれる完全環境施設でのみ生きることが許されていた。しかし【アルコロジー】の機能は少しずつ低下し、人類は確実に滅びの道を辿りつつある。“調査技官”のチコとその弟のピノは、世界崩壊の原因を探す旅をしているが、ある日、ひとりぼっちで稼動し続ける医療ロボットに出会い……? 少女とその弟が紡ぐ、終末冒険ファンタジー。
APPLE BOOKSのレビュー
物語の舞台は人間と機械を分ける境界が曖昧になった未来。人間と機械のメンテナンスを担う“調査技官”の姉チコと機械の身体を持つ弟ピノは、滅びつつある世界の崩壊の原因を探す旅に出る。人間が死にゆくそばで黙々と働き続ける機械たちの記憶(コア)を集めるチコたちの旅はゆっくりと、確実に終末へと近づいていき、そのほの暗い未来が切なさと喪失感を増幅させていく。それでも、ゆったりとしたストーリーテリングはどこかファンタジックで、無機質であるはずの機械にも体温を感じさせる。硬質な灰色の世界として描かれることが多いポストアポカリプスとしては異色の柔らかなタッチや、キャラクターの繊細な内面描写も大きな魅力だ。
カスタマーレビュー
田仲元康
、
まあまあ
つまらなくはないが、なんとなくパクリ感が否めない。あとキャラを統一すべき