阿Q正伝
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3.6 • 56件の評価
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発行者による作品情報
中国の文学者・思想家である魯迅の長編小説。自尊心が高く無知蒙昧な愚民として典型化された主人公を通して、当時の中国社会の病理を鋭く告発した作品として評価された。『阿Q正伝』は底本の「「魯迅全集」改造社」では「中国文学」としてまとめられている。本書で登場するのは、「第一章 序」「第二章 優勝記略」「第三章 続優勝記略」「第四章 恋愛の悲劇」「第五章 生計問題」「第六章 中興から末路へ」「第七章 革命」「第八章 革命を許さず」「第九章 大団円」などが抄録されている。
ジャンル
小説／文学
発売日
1936年
11月19日
言語
JA
日本語
ページ数
65
ページ
発行者
Public Domain
販売元
Public Domain
サイズ
60.9
KB
カスタマーレビュー
UK ROCK
、
もはや切ない…
阿Qという1人の男のひねくれ具合が、もはや切なくも感じてきました。
｢どうしてそういう考えになるの？笑｣と笑ってしまうようなどうしようもない男なのですが、でもそれが分かるような気がする自分もいてその感覚が面白かったです。
最後も意外とサラッと描かれていて、そこが逆に作品との距離が近く感じました。
作品自体それほど長くなく、活字が苦手な私でも読みやすかったです。
星4だった理由としては、旧字や調べても出てこない漢字、昔の表現が多く現代的に直されていないので、すこし読みにくかった点です。
上記を除けば、作品自体はとても興味深いものでした。