雪花の虎(1)
-
- ¥770
-
- ¥770
発行者による作品情報
戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。
毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった―――
時は享禄二年、1529年。
越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。
不甲斐ない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子は、
しかし女児だった。
失望する為景だったが、すぐに決意を新たにする。
「この子を、姫武将として育てる」「名を虎千代とする」と――
強い父、やさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育つ虎千代。
その双肩に背負う運命の重さを、未だ知るよしもなく……。
東村アキコが挑む本格大河ロマン、
越後の虎、女・上杉謙信の一代記がいま、始まる!!
APPLE BOOKSのレビュー
「海月姫」「東京タラレバ娘」など現代女性の姿を描いた作品で人気のマンガ家・東村アキコ。本作「雪花の虎」は、武将・上杉謙信が実は女性だったという俗説をもとに、作者が初めて挑む大河ドラマ的な歴史マンガ。戦国時代、内乱の絶えない越後(現・新潟県)の長尾家に生まれた赤ん坊は女子だった。しかし武神・毘沙門天の生まれ変わりであるという期待を捨てられない父親は、"虎千代" という男子の名前を与え姫武将として育てることを決意する。ギャグマンガ、エッセイマンガなど多彩なジャンルで活躍する作者が、短気で利かん坊な虎千代の成長をどのように描いてゆくのか楽しみな作品。