雲を紡ぐ 雲を紡ぐ

雲を紡‪ぐ‬

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Publisher Description

壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるのか?

第8回高校生直木賞(2021)受賞作!


羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。

いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。

ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。

美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。

一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。


「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。

その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語るように、読む人の心を優しく包んでくれる1冊。


文庫版特典として、スピンオフ短編「風切羽の色」(「いわてダ・ヴィンチ」掲載)を巻末に収録。


文庫解説・北上次郎


※この電子書籍は2020年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2022
September 1
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
432
Pages
PUBLISHER
文藝春秋
SELLER
BUNGEISHUNJU LTD.
SIZE
3.3
MB
四十九日のレシピ 四十九日のレシピ
2011
よろずを引くもの よろずを引くもの
2024
水を縫う 水を縫う
2023
架空の犬と嘘をつく猫 架空の犬と嘘をつく猫
2020
お父さんと伊藤さん お父さんと伊藤さん
2016
海の見える理髪店 海の見える理髪店
2019
ミッドナイト・バス ミッドナイト・バス
2016
風待ちのひと 風待ちのひと
2011
四十九日のレシピ 四十九日のレシピ
2011
注文の多い料理小説集 注文の多い料理小説集
2020
犬がいた季節 犬がいた季節
2024
今はちょっと、ついてないだけ 今はちょっと、ついてないだけ
2018
津軽百年食堂 津軽百年食堂
2011
あなたへ あなたへ
2012
水曜日の手紙 水曜日の手紙
2021
やめるときも、すこやかなるときも やめるときも、すこやかなるときも
2019
島はぼくらと 島はぼくらと
2016
夏美のホタル 夏美のホタル
2014