電池の覇者 EVの命運を決する戦い 電池の覇者 EVの命運を決する戦い

電池の覇者 EVの命運を決する戦‪い‬

    • 4.7 • 3 Ratings
    • ¥2,000
    • ¥2,000

Publisher Description

製造業の頂上決戦!
巨額投資で市場を席巻する中国、韓国企業。世界をリードしてた日本企業は勝機を見出せるか--。
パナソニック、GSユアサ、村田製作所、ATL、
サムスンSDI、LG化学、CATL、BYD……。
次世代革新電池を視野に入れた競争の最前線を徹底解説。

1887年に屋井先蔵が世界に先駆けて乾電池を発明して以来、日本の電池産業は長く世界をリードしてきた。とりわけ1960年代以降は隆盛期を迎え、次々と新たな電池を開発、生産を開始した。さらに1983年には旭化成の吉野彰氏らが経済社会を大きく変えることとなるリチウムイオン電池の原型を確立。1991年にソニーが世界初の製品化を実現した。
日本電池産業の輝かしい歴史も、21世紀に入ると様相が変わる。韓国企業が日本勢を追い上げ、2010年にはサムスンSDIがモバイル用リチウムイオン電池で世界シェアトップに立った。近年は、さらに高い性能を要求される自動車搭載用の大型リチウムイオン電池の世界で、中国勢が急速にシェアを伸ばしている。高性能電池の開発、製造の行方は、製造業の頂点に立つ自動車産業の未来をも左右する。世界の環境規制、中国の産業政策などもあいまって、日本の牙城だった電池産業が大きく変貌しようとしている。

GENRE
Business & Personal Finance
RELEASED
2020
September 25
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
264
Pages
PUBLISHER
日経BP
SELLER
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
SIZE
13.9
MB

Customer Reviews

Kiyoshif ,

日本経済が停滞している理由

製造業とは異なる業界で働いている私にとって、本書はとても興味深いものだった。

本書の題材は電池産業で、日本の企業が先端的な製品を開発しても、その後、設備投資の拡大やコスト削減が必要な局面で、韓国や中国の企業に敗れてきた歴史が描かれている。

著者によれば、電池産業で日本企業が競争力を失ってきた過程は、半導体や液晶にも共通するそうだ。

日本経済が停滞している理由が判った気がした。

日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方
2018
EV(電気自動車)革命100兆円 EV(電気自動車)革命100兆円
2017
トヨタのEV戦争 トヨタのEV戦争
2023
2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生 2030 中国自動車強国への戦略 世界を席巻するメガEVメーカーの誕生
2019
これから5年の競争地図―グローバルものづくりのトレンド これから5年の競争地図―グローバルものづくりのトレンド
2013
日本車は生き残れるか 日本車は生き残れるか
2021