音のない少女-リンにしか聞こえない声―
-
-
4.0 • 1件の評価
-
発行者による作品情報
侍の時代が終わりを告げ、新時代となって16年。
身分制度が廃止された中、地方では子供たちは未だ奴隷として売られ、残り続ける階級や性別による弱者の声が封じられ抑圧された時代の中、一人の若者が何か違うものを信じていた。
東京での自由な生活を捨て、故郷の温泉街に戻った宗次郎。
数年前に家を飛び出した彼は、母から来た一通の手紙。父の病気を知る事になり、実家の湯宿『月乃屋』に再び帰って来る。
町の村人は宗次郎を歓迎せず、母とも考え方が合わない中で、若き主・宗次郎を待っていたのは、宿の借金と古い慣習の数々。
そんな宿で彼が出会ったのは、いじめに耐え、感情を見せない物言わぬ仲居見習いの少女、リン。
彼女は、音が聞こえない(聴覚障害)代わりに、この世の誰にも聞こえないはずの人の思念、「声なき声」を聞く不思議な力を持っていた。
宿の再建と、宗次郎の奇策。その鍵は、少女だけが聞こえる謎の声。
特異能力を持つ少女と奇策のトリックスター若旦那。
この二人の前では時代がもはや追いつけない!
明治(1883年)の常識、全スルー。最強バディが今ここに誕生。
謎解きミステリー歴史ヒューマンドラマ。
新感覚異能バディ事件帖が今始まります。
著者: ルルライツ
文字数:約12万文字
ページ数:269ページ
イラスト:全58枚収録
-【読者の皆様への重要なお願い】-
近年、電子作品の公開プラットフォームにおいて、作品内容とは無関係な理由(特定の創作手法や制作者個人に対する不快感)で、意図的に低評価レビューを投稿し、作者の活動を妨害する行為が社会的に問題視されています。
サイレント・レビューボム(無言の低評価レビュー爆撃)だけではなく、低評価を付けるようにSNSで先導して呼びかけるような行為に対しても同様です。
これらの行為は、公正な作品評価を歪めるだけでなく、国内外を問わず法律で過去に起きた事件などから明確な違法行為(逮捕事例)や民事訴訟事案に該当する可能性があります。(日本は特に、近年多くこの事案に関する判例事例が出ています。)
本書をお読みいただいた上での、ご意見やご感想は、作者にとってかけがえのない財産です。
しかし、上記のような、作品内容とは無関係の、悪意あるコメントの投稿、及び他者への呼びかけによる創作の妨害行為(低評価を付ける誘導。不買呼びかけ)が確認された場合は、プラットフォームへの通報、および、該当者に対して然るべき措置を検討せざるを得ない場合がございます。
また、そのような低評価の呼びかけを見かけた際には冷静に静観し、拡散を含め協力に応じないようにお願い致します。
そのような行為に協力して加担した場合、過去の判例事案でも共犯となってしまいます。
健全な創作・読書環境を守るため、読者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。