〈頭書絵入〉百人一首紅葉の錦[〈新板絵入〉百人一首紅葉の錦](2種‪)‬

〈頭書絵入〉百人一首紅葉の錦[〈新板絵入〉百人一首紅葉の錦](2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦256・253粍。
【作者】不明。
【年代等】第1冊:文政2年再刊。[仙台]池田屋源蔵板。第2冊:江戸後期刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「百人一首・往来物」。同名異板2種を全冊袋綴じ展開収録。何れも仙台板の百人一首で、一面(半丁)2首ずつ掲げる点は共通だが、付録記事その他は全く異なる。『〈頭書絵入〉百人一首紅葉の錦』は、見返に「六義之和歌」「小野小町ほか詠歌」「鏡の由来」(以上、柱題「女今川」であり他書の流用と思われる)、頭書に「女信の道を守る事」「夫人と傅妾道を正す事」「はうその妻女宗が事」「都卑が妻嶋へ行事」ほか故事、「女に七ッの嗜の事」「口は禍の門と云事」「正月儀式の事」「三月三日祝の事」「五月五日祝の事」「七月七日祝の事」「九月九日いわひの事」を掲げ、裏表紙見返に「女和歌三神」を載せる。また、『〈新板絵入〉百人一首紅葉の錦』は、見返に「女性嗜みの図」、前付に「女和歌三神」「草木に短冊を付けること」「折形之図式」を掲げ、頭書に「女信の道を守る事」「はうその妻の事」「女千代の宝」「女諸礼式」「女中文ことばならひの事」「女中文末留の事」「婚礼進物つみやうの図」「てら入よき日」、さらに裏表紙見返に「百人一首よみくせ」「女中やまと詞」を載せる。