骸骨の黒穂
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Publisher Description
「骸骨の黒穂」は幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の短編小説。九州の炭鉱町で居酒屋を営んでいた身寄りのない老人が急死する。通夜の席に突然、彼の甥と称する若い男が現われ、店を引き継ぐのだが。この作品は発表当時、特定の集団に対する差別偏見を助長するものとして激しい糾弾を受けた。その経緯は底本の解説・解題にも記されている。