高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

高容姫 「金正恩の母」になった在日コリア‪ン‬

    • 4.0 • 1件の評価
    • ¥1,100
    • ¥1,100

発行者による作品情報

北朝鮮の歴史から消された大阪・鶴橋育ちの少女の愛と死


圧倒的取材力!親族の新証言、晩年の衝撃写真も収録し、高容姫の激動の人生を追うノンフィクション


北朝鮮の最高指導者、金正恩総書記の母である高容姫は、大阪で生まれ、鶴橋のコリアタウンで育った。北朝鮮に「帰国」したあと、その美貌でトップレディの座を射止め、故金正日総書記との間で金正恩をはじめ2男1女を産み、育てた。

だが、北朝鮮では誰でも彼女のことを知っているのに、口にするのはタブー中のタブーだ。

なぜ、高容姫は北朝鮮の歴史から抹殺されてしまったのか?

そんな高容姫について、著者は粘り強い取材で謎を解き明かしてゆく。

日本にいる「金正恩の伯父」に初めてインタビューし、高容姫の複雑な家族関係を直接語ってもらっている。日本で住んでいた家も初めて特定できた。

北朝鮮に「帰国」するために高容姫の乗った船が、新潟港を出発する写真も入手した。容姫がまだ幼い正哲、与正とともに写った貴重なショットもある。

高容姫は晩年、乳がんを患いパリの病院で治療を受けていた。その時の写真も関係者から入手した。晩年の面影は、驚くほど現在の正恩にそっくりだ。これらの写真には、金正恩も無関心ではいられないだろう。

高容姫は日本での生活を懐かしみ、個人的に日本にお忍び旅行にも来ている。子どもたちには日本のことを話し、日本語を教えていた。正恩にとって日本は「千年の宿敵」などではなく「親族が住む隣国」である。その深いつながりは、日朝の今後を考える上で、貴重な接点になる可能性もある。

ジャンル
伝記/自叙伝
発売日
2025年
6月20日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
8.9
MB
父・金正日と私 金正男独占告白 父・金正日と私 金正男独占告白
2016年
女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録 女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録
2016年
金正恩が表舞台から消える日 金正恩が表舞台から消える日
2021年
「戦後再発見」双書7 朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか 「戦後再発見」双書7 朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか
2017年
『父・金正日と私』では語りきれなかった金正男の素顔【文春e-Books】 『父・金正日と私』では語りきれなかった金正男の素顔【文春e-Books】
2017年
英語と中国語 10年後の勝者は(小学館新書) 英語と中国語 10年後の勝者は(小学館新書)
2023年