1杯目のビールが美味しい理由を数学的に証明してみました。
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4.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
あなたは身の回りの事象を“論理的”に読み解けていますか?
世界の解像度を上げ、本質を掴む。
「数学」は大人の必須科目、最強の思考ツールです。
日常を数学的視点でみてみると、いまよりグッと世の中が鮮明に、面白く見えてきます。
本書は、数学を数学っぽく語らないことを目指しました。
定義や公式から丁寧に学ぶのではありません。「1杯目のビールが美味しいのはなぜ?」など、過去の記憶やエピソードとつなげながら数学の世界を知れるように構成しました。
一度は数学に挫折したことがある大人は、数学を正規のルートで学ばない方がよいのです。同じ道はたどらないでください。だからこそ、新しい道をご提案します。
論理的に“本質”を掴む最強の思考ツール「数学」。ビジネスマンにもおすすめの、大人のための知的エンターテイメント数学講座、開講です。
【目次】
プロローグ 数学が苦手なあなたは勘違いをしている。
第1章 数学の「ややこしさ」について再検討してみる。 ―マイナス×マイナスはなぜプラス? 割っているのになぜ増える?
コラム 1=2だった!? この証明の嘘を見破ろう
第2章 「関数」で世の中の仕組みを知る。 ―コーヒーのサイズは「1次関数」? ボリュームディスカウントの仕組み
第3章 「2次関数」でビジネスを最大化する。 ―「素数」って何の役に立つ? 一番儲かる価格は?
コラム 関数はyではなくf(x)でとらえよう
第4章 「因数分解」でアタマのなかを整理する。 ―言葉は全部「不等式」でできていた?
第5章 「指数関数」で成長サイクルをとらえる。 ―感染症も投資も企業の成長も全部一緒!
第6章 個人の感情も世界の経済も「対数」で読み解く。 ―1杯目のビールが美味しいのはなぜ?
第7章 現実を「数列」で評価する。 ―人生の半分は16歳!? その広告には価値がない?
第8章 「確率」と向き合って問題解決につなげる。 ―なぜ1秒で当確がわかる? 保険料はどうやって決まる?
第9章 「論理」で課題を定義する。 ―「美味しいなら、売れる」がなぜ間違っているのか?
コラム スコットランドの羊を見て数学者が言った一言とは?
第10章 「微分」で未来を予測する。 ―インフルエンザの流行を予測するには? 天気予報はなぜ当たらない?
コラム 我々が学んでいるのは、江戸時代の数学って知ってました?
エピローグ 数学は、上手に生き抜くためのヒントになる。 ―バタフライ効果で人生の傾きをプラスに
APPLE BOOKSのレビュー
「大人のための数学教室 和®(なごみ)」の創業者として、数学を学び直す機会を提供している著者、堀口智之が、日常生活の中に隠れている数学を解き明かす『1杯目のビールが美味しい理由を数学的に証明してみました。』。「数学」と聞くと拒否反応を起こしてしまう人も世の中にはいるはず。しかし、教科書に出てくる「数学」ではなく、日常にあふれている「数学」を学べば、まったく違う景色が見えてくるという。例えば、タイトルで提示している現象「1杯目のビールが美味しい理由」を数学的に理解する鍵が地震の中に隠れているのだ。マグニチュードという単位を解き明かすことにより、世の中のさまざまな現象と対数的に変化する私たちの感覚の違いを「対数」を使って表現できることを説明。体感だけでなく人間の聴覚や味覚も対数的に変化するという。だからこそ地震の規模、音の大きさ、ビールの美味しさもすべて数学の原理によって証明できるというのだ。何千年も前から研究され、たくさんの学者を夢中にさせてきた「数学」はきっと知れば知るほど面白いのだろう。もう一度「数学」を学び直し、「数学」を分かっている人だけが見える世界を見てみたくなる。