138億年のメタ・ヒストリー
~神学的メタ認知による宇宙史・地球史・生命史・人類史~ 福音的キリスト教からの宇宙的救済史の試み
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発行者による作品情報
『138億年のメタ・ヒストリー』
~神学的メタ認知による宇宙史・地球史・生命史・人類史~
福音的キリスト教からの宇宙的救済史の試み
◎ 著者
亀井俊博(かめいとしひろ)
1942年、香川県に生まれる
「聖書を読む集い」牧師、芦屋福音教会名誉牧師
同志社大学法学部法律学科卒、日本UPC聖書学院卒
(同志社大学神学部、神戸改革派神学校、神戸ルーテル神学校、関西学院大学神学部旧約学、樋口進教授、各聴講)
元私立報徳学園教師、元モンテッソーリ幼児教室 “芦屋こどもの家” 園長、元 近畿福音放送伝道協力会 副実行委員長
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総合的、宇宙的な視座を踏まえた、救済史の貴重な論説が出版されました。
著者の亀井俊博牧師は、「はじめに」で次のように述べています。
「・・・また学生時代にキリスト者となり、その後神の召しを受け教師を辞めて牧師となったため、キリスト教神学の「創造論」を知り、関心が神の創造された宇宙論にまで拡大した次第です。しかし、現役時代は信徒の実存的求めに応じる牧師の務めに追われ、“近代とは何か?”という問いは胸に秘しつつも、それどころではない日々を送りました。
2007年、40年後やっとリタイアーし、“近代とは何か?”という、著者の根源的問題意識に戻って取り組み、今までの筆者の関心ある理系・文系に渡る諸分野の研究を貧しいながら各著作にまとめ、アルファ新書シリーズとして出版できありがたく思っています(「近代科学とキリスト教」、「近代民主主義、近代資本主義とキリスト教」、「カイザルと神」、「環境神学」)。そこで諸分野の統合というか、総仕上げとしてこの誇大妄想と思える著作に取組んだ次第です。類書との違いは、筆者がアイデンティティを置くキリスト教福音派神学を究極的メタ認知としたところにあります。
・・・<中略>・・・
また、「138億年のメタ・ヒストリー 概観」では、その 22ページで、以下のように「本論」への道標を記されています。
(注)“深化”と言う概念は、以下の様な筆者の立場を表す用語です。
日本の生物学者、今西錦司は、ダーウインの、適者生存、生存競争の進化論に反論。生物はそれぞれ共存して、互いに棲み分けている。そのプロセスが「棲み分けの密度化」の進展であるとした(「ダーウインを超えて」今西錦司・吉本隆明、朝日出版社)。これを筆者の立つ福音派神学の6日間のプロセスの進展による創造論に基づきまとめ、次のように現代自然科学的にパラフレイズします。
宇宙はエントロピー増大による冷却過程による物質分化が進展してその究極は宇宙の死滅である(「文明は〈見えない世界〉がつくる」松井孝典、岩波新書)。しかし、生命は負のエントロピーを摂取して死滅を免れようとしており(「生命とは何か」シュレジンガー、岩波文庫)、そのプロセスが「棲み分けの密度化」(前掲書、今西錦司)であり、それを「生物“深化”」と筆者は仮称しています。 」
著者と共に、「神学的メタ認知による、宇宙史・地球史・生命史・人類史」の旅をすすめてみようではありませんか。
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◎ 発行者 / 発行所(出版社)
ピヨ バイブル ミニストリーズ
代表 井草晋一
発行 Piyo ePub Communications