19番目のカルテ 徳重晃の問診 1‪巻‬

APPLE BOOKSのレビュー

幅広い視野で患者を診る総合診療医の物語『19番目のカルテ 徳重晃の問診』。“なんでも治せるお医者さん”になりたいと願う勤務3年目の女性医師・滝野は、さまざまな症状を訴える患者の声に応えられず、理想と現実の間で揺れ動いていた。そんな彼女の前に、ふいに現れた総合診療医の徳重。彼は患者の身体だけではなく、彼らがどうやって生き、病を患ったか、患者の生きた過程を知るために会話を大切にしながら、的確な診断、サポートを行っていく。痛みや苦しみに悩む人の患部だけではなく、人間そのものを診ることをモットーに診察する医師の情熱を描く医療マンガ。常に前のめりな主人公をはじめ、各診療科の医師たちの個性も生き生きと描かれている。