1987年の聖‪戦‬

公安事件の被疑者として逮捕された過激派学生が、留置場で出会ったスリ、ヤクザ、詐欺師、シャブ中らと犯罪者解放の戦いに立ち上がる。表社会から追放され、裏社会で生きることを余儀なくされた犯罪者たちの世界と心情を鋭くかつユーモラスに描いたアウトロー文学の傑作。1987年、法政大学の学生が著し、東京大学の生協でベストセラーとなった伝説の名著が電子書籍として復刻!
*本書は1987年、『余は如何にしてイスラム教徒となりし乎』としてアイピーシーより発行されたものです。

<目次>
第一部 ワルシャワの虹
第二部 ジュラルミンの壁
第三部 少年兵
第四部 大法廷
第五部 聖なる戦い
改題にあたって

<著者紹介>
中川文人(なかがわふみと)
1964年生まれ。作家。法政大学文学部哲学科中退、レニングラード大学中退。著書に『地獄誕生の物語』(以文社)、『ポスト学生運動史』(彩流社)、『サムライの名言100』(小社刊)など多数。