2020の危機 勝つ株・負ける株
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発行者による作品情報
■暴落を示す「債券バブル」はいつ弾けるのか?
今、世界のマネーは債券市場に流れ続けています。
そのマネーの量は14兆ドルという途方もない数字です。
しかし、現在買われているのはマイナス債券です。
つまり、外国人投資家は行き先のないマネーを
マイナス債券でもいいと買い続けているのです。
当然、償還まで持っていれば赤字です。
ですから、償還前に売り抜けるのは必至で、
それがいつになるのかが、つまり暴落時期を意味します。
むろん、債券市場が引けばマネーの投資先は株式に戻りますので、
それが本格的になれば株式市場はにぎわいます。
つまり、債券の大量売りで市場はいったん混乱、暴落を迎え、
やがて株式市場に流れ込むという図式です。
では、そのサイクルはどうなのか?
本書は株式暴落から上昇へのシナリオを提示していきます。
■こうした状況の中で、世界はどう動いていくのでしょうか?
新冷戦時代の突入で見えてきた勝ち組企業と負け組企業は?
トランプ大統領の再選はあるのか?
中国の習主席の一強体制はいつまでもつのか?
そして迎える、2020年の日本の行方は?……
著者の外国人ヘッジファンドからの情報や、
日本の要人や経済論客者からの話、
数字が示すさまざまなデータや図表から
これから勝つ株、負ける株が見えてきます。
■予断を許さない世界のブラックスワンの可能性。そのとき日本株は……
これから迎える2020年は、日本にとって大きな節目となる年です。
2020年に先行して始まった消費税10%、オリンピック後の景気低下、
日韓断絶、拉致問題、そしてポスト安倍の存在……。
日本にとってはまさに危機が到来します。
しかし、債券バブル終焉から始まる株式市場の上昇で
ふたたび日本が復活する方策は、すでにいくつも存在しています。
本書ではそうした材料を提示し、日本株が上昇する構図を示していきます。
■いっぽう、世界には日本市場を揺るがす
さまざまなブラックスワンも存在します。
そもそもブラックスワンは見えないところから突然やってくるものですが、
そうした火種は、世界中にあると言っていいいでしょう。
覇権争いで習一強体制が崩れた中国、
2020年も注視が必要なドイツ銀行、
EUが瓦解しかねないイタリアという新たな存在、
イランとサウジアラビアが繰り広げる中東不安、
経済が土砂降り状態の韓国など、
目に見えるだけでも、どこからでも不協和音が聞こえてきます。
こうした諸問題も押さえつつ、
自身の資産をどう守り、どう増やしていくのか。
まさに知っておくべき情報が満載です。
■目次
はじめに
第1章「債券バブル」とその終焉を迎える世界
第2章 米中新冷戦の「勝ち組」と「負け組」
第3章 2020の日本。拉致問題、北方領土、消費税、財政政策、そしてポスト安倍
第4章 2020年の米国。トランプ大統領は再選されるか?
第5章 2020年の日本株。描かれる再挑戦へのシナリオ
第6章 世界経済を襲うブラックスワンの可能性
おわりに「今井澂の心配(失敗)3原則」と「注目5銘柄&必勝テクニック」