父を撃った12の銃弾 上 父を撃った12の銃弾 上

父を撃った12の銃弾 ‪上‬

    • ¥950
    • ¥950

発行者による作品情報

アメリカ最高のミステリーに与えられる

エドガー賞最優秀長編賞最終候補。


わたしの父の身体には、

たくさんの銃弾が刻んだ傷跡がある――


全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語。


12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。それまでは父とふたり、各地を転々としながら暮らしてきたが、娘に真っ当な暮らしをさせようと、父サミュエルは漁師として働くことを決めたのだ。しかし母方の祖母は父娘に会おうとしない。母はなぜ死んだのか。自分が生まれる前、両親はどんなふうに生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷はどうしてできたのか。真相は彼女が考える以上に重く、その因縁が父娘に忍び寄りつつあった……。


ティーンとしていじめや恋愛を経験して成長してゆくルーの物語と、サミュエルを撃った弾丸にまつわる過去の断章を交互に語り、緊迫のクライム・サスペンスと雄大なロード・ノヴェル、鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリー。


どんな小説が好みなのかを問わず、心に響くものがここには必ずある。(ニューズウィーク)


恋愛小説でありミステリーでもある、感動的な物語の饗宴。(ピープル)


※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ジャンル
ミステリー/スリラー
発売日
2023年
5月9日
言語
JA
日本語
ページ数
304
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.3
MB

ハンナ・ティンティ & 松本剛史の他のブック