ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─
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5.0 • 1件の評価
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- ¥2,400
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発行者による作品情報
1888年、フランスに滞在していた画家のゴッホは、己の右耳を切り落とす――現在でも語り草になっているこの衝撃的な事件はなぜ起きたのか? イギリスの気鋭の歴史学者が世界各地の調査をもとに新事実・新資料を発掘し、「狂気の画家」の知られざる一面に迫る!
APPLE BOOKSのレビュー
近代美術を代表する画家の一人であり、数々の伝説に彩られたフィンセント・ファン・ゴッホの真実の姿を明らかにするノンフィクション作品「ゴッホの耳 ―天才画家 最大の謎―」。彼の逸話の中でも特に有名な自身の耳を切り落とした事件を中心に、"切られたのは耳の一部分である"など、通説とされていたエピソードの真偽を、歳月をかけながら、数々の資料や証言をもとに検証する。これまでの研究者も見落としていたであろう観点から真相に肉薄していく、著者の斬新な着眼点と、徹底した調査活動はゴッホ研究の新たな地平を開いている。当時、彼が住んでいたアルルの町の住人を一人ひとりリストアップし、空襲によって大きく変化する以前の町の地図を作成したり、果てにはこの時代の気候や人々が口にしていた食べ物を明らかにすることで、ゴッホが肌身で感じていたであろうアルルでの生活を生々しく浮き彫りにしている。真相に迫るミステリー小説のような過程が知的好奇心を満たすだけでなく、悲劇の内に生涯を終えたという従来の人物像の印象に変化を与え、ゴッホという偉人の魅力を新しい形で捉え直すことができる。