マイボディ・オン・ザ・ムーン 上
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3.0 • 1件の評価
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- ¥2,400
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発行者による作品情報
2024年、月の裏側で発見された頭部のない数十体の遺体。
それは、人類に大いなる変革をもたらす――
月の裏側で見つかった、首のない数十体の遺体〈ルナ・ボディ〉。各国の思惑渦巻くなか、中国のスパイ・楊張敏、タイの脳科学者ジャム、IT黎明期の実業家アレクサンダー・コーツ、車椅子の少女ミントの人生をも巻き込み、人類文明の運命は大きく変わっていく
APPLE BOOKSのレビュー
上下巻にわたって「月の死体」の謎を巡る大型SFエンターテインメント。『ホライズン・ゲート 事象の狩人』で注目を集めた矢野 アロウが放つ、2作目の長編作品だ。時は2024年。月の裏側に降り立った中国の探査機が、存在するはずのない謎の構造物を発見する。踏み込んだ先に広がっていたのは、ずらりと居並ぶ透明な容器の群れ。その一つずつに、足を組んで座る人の姿があった。ただし、どれも首から上を欠いたままで…。ジェイムズ・P・ホーガンの傑作『星を継ぐもの』をほうふつさせる、あり得ない死体の発見というミステリー仕立ての導入部から本作は幕を開ける。そして、NASAに籍を置きながら中国共産党のために動く楊張敏、日本の大学で研究に打ち込むタイ出身の脳神経科学者ジャムら、互いに接点を持たない4人が「ルナ・ボディ」という存在によって引き寄せられ、その運命にからめ取られていく。濃密な群像劇としての側面も併せ持ち、無関係だったはずの彼らがどう交わっていくのか目が離せない。果たして失われた首はどこに存在するのか。そもそも「ルナ・ボディ」とは何か? 積み上げられた問いの答えを、一刻も早く確かめたくなるはずだ。