ひつじ探偵団〔新版〕
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3.5 • 2件の評価
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- ¥2,600
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発行者による作品情報
映画『ひつじ探偵団』原作! とびきり可愛いエンタメミステリ
わたしたちのご主人が殺された!アイルランドののどかな村で、ひつじ飼いのジョージが殺されたから、さあたいへん。ひつじたちは上を下への大騒ぎ。主人の無念をはらすため、世界一賢いひつじミス・メイプル、武闘派ひつじのオテロ、超記憶力を持つひつじモップルら、数十匹のひつじたちは、事件の調査に乗り出した。やがて明らかになる、死体に付いた謎の痕、村人たちが隠していた秘密、不可思議な女の存在……。深まる謎を解き明かすため、ひつじたちは大胆な行動に出る!むくむく可愛いひつじたちが謎に挑む、ひつじエンターテインメント小説。
APPLE BOOKSのレビュー
殺された羊飼いのために、羊たちが協力して事件を解決する! ドイツ人作家がアイルランドの架空の村グレンキルを舞台に描く、史上初のもふもふミステリー。ヒュー・ジャックマン主演映画『ひつじ探偵団』原作。ある朝、老羊飼いのジョージが胸に鋤(すき)を刺されて死んでいた。羊たちは集会を開き、正義を求めて犯人捜しを決議。グレンキルで最も賢い羊のミス・メイプルを中心に、秘密に満ちた過去がある黒い牡羊のオテロ、食いしん坊で記憶力抜群のモップルなど、個性的な羊たちが捜査を始める。人間たちの会話を盗み聞きし、恐ろしい肉屋に出くわしたり、迷推理に満足して草を食んだり寝入ったりしながら、羊たちが見つけた犯人とは。ファミリー向けの映画版に比べ、原作は意外に辛口。温和でかわいらしい羊たちのユーモラスな場面も多いが、羊たちから見た村人たちの生態は相当グロテスクに描かれている。また、羊たちが羊飼いから読み聞かされ、知識を得る本の中には推理小説ばかりかエミリー・ブロンテの『嵐が丘』まである始末。人付き合いを避けて人間の“群れ”から離れたジョージの孤独、“正義”や“深淵”とは何かを問う羊たちの哲学的な議論など、寓意性に富んだ物語が大人の読者も満足させる快作。