ゴールドフィンチ 1
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4.0 • 1件の評価
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- ¥1,400
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発行者による作品情報
少年の運命は1枚の名画とともに、どこまでも連れ去られてゆく――名画、喪失、友情をめぐる長編大作。2014年度ピューリッツァー賞受賞、35カ国で翻訳、300万部を超える世界的ベストセラー。
APPLE BOOKSのレビュー
寡作で知られるアメリカの作家、ドナ・タートの3作目となる長編小説。主人公の少年・テオは、白昼に起こった美術館爆破事件により最愛の母を亡くす。奇跡的に命を取りとめた彼は、居合わせた老人の謎めいた言葉に誘導されて一枚の小鳥の絵を手に取り、現場を抜け出す。その絵が17世紀に活躍したオランダの画家ファブリティウスによる「ゴールドフィンチ」。物語の鍵を握る名画をめぐり、少年の成長と冒険が始まる。テオと母を置いて出ていった父、彼の身柄を引き受けた裕福な家庭の人々といった多くの人物が登場するが、表情や振る舞いなどの叙述に日常的なエピソードを加えて人間性を立体的に描き出す、冴えた筆致が魅力。絵画やアンティークに関する記述も興味深く、物語に奥行きを与えている。全4巻の1巻目となる本作は、やや屈折した想いを抱く主人公像を浮き彫りにし、さまざまな出来事が次なる展開への期待感を募らせる、卓抜した序章となっている。