認知症・行方不明者1万人の衝撃 失われた人生・家族の苦悩
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発行者による作品情報
認知症による徘徊などで家を出て、
そのまま戻れず行方不明になる人が、年間1万人もいた!
悲劇はすぐそこで起きていた。
社会を動かした「NHKスペシャル」待望の書籍化。
放送をきっかけに、認知症で身元不明の女性が約7年ぶりに家族と再会。
国や自治体が対策に着手するなど、社会を動かしたNHKスペシャル「“認知症800万人”時代 行方不明者1万人~知られざる徘徊の実態~」を書籍化。2014年菊池寛賞受賞番組。
日本人にとって、国民的な病のひとつとなっている認知症。今や65歳以上の4人に1人が、認知症とその予備軍だ。また、認知症やその疑いがあり、徘徊などで行方不明になった人は年間およそ1万人となる。
本書では、認知症による徘徊で行方不明となっている肉親を捜し続ける家族の苦しみや、身元を確認する仕組みの課題などについて取材。
超高齢社会に突入した日本で、誰もが当事者となり得る問題について、警察・自治体・家族への膨大なアンケートから分かった知られざる実態と解決策を提示する一冊。
認知症の人を介護する家族に向けて、医療・介護の専門家が教える認知症ケアのポイントも丁寧に解説。
APPLE BOOKSのレビュー
認知症による徘徊の衝撃の実態を報じ、大きな反響を呼んだドキュメント番組を書籍化した「認知症・行方不明者1万人の衝撃」。日常のすぐそばで、毎日のように認知症の人々が徘徊などで死亡・行方不明となっているという実態を明らかにするとともに解決策の提示を目指して、徘徊者の遺族や介護をする家族の姿を取材班が追う。総人口に占める高齢者の割合が1/4を超えた現代の日本社会で、誰もが当事者となり得るこの問題に私たちはまだ十分に対応しきれていないということを思い知らされる。