P+D BOOKS 地の群れ P+D BOOKS 地の群れ

P+D BOOKS 地の群‪れ‬

    • ¥880
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発行者による作品情報

長崎を舞台に地を這うように生きる人を描く。

「おれにまで長崎のことをかくそうとする。おれたちが浦上を歩いた時、お前はなんというた。ここも火、あそこも火じゃった。ここはもうのっぺらぼうで、足にまきついた電線をとったら髪の毛のようにふわっとしとった。あん時いうたことは、みんな嘘だったとか……」
戦時中に長崎の炭鉱で働いていた朝鮮人女性、原爆被害者たちが人たちが集まる海塔新田、原爆症をおそれる人、被差別部落出身者――。さまざまな立場の人間が、それぞれのエゴをむき出しにしつつ、地を這うように生きる人たちを描く表題作「地の群れ」を中心に、戦争に赴く若者が「ガダルカナル戦詩集」を輪読する同名の短篇、身を寄せ合うように生きる隠れキリシタンの集落に、原爆症の魔の手が忍び寄る「手の家」など、いずれもずしりと読み応えのある4篇を収録。

ジャンル
小説/文学
発売日
2025年
3月13日
言語
JA
日本語
ページ数
364
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
1.2
MB
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