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    • ¥720
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発行者による作品情報

女流画家を通じ、“魂の内奥”の旅を描く。

異例の才能を持ちながら埋もれていった亡命ロシア人女流作家マリア・ヴァシレウスカヤ(マーシャ)の内的彷徨を描く辻邦生の処女長編作。

少女期に出会った魅惑的な少女アンドレとの痛みを伴った甘美な愛を失い、結婚に破れ、つねに芸術の空しさを苦汁のようになめながら、生の意味、芸術の意味を模索し続けた、寡作の画家マーシャの短い生涯を、彼女が遺した日記や手紙から辿る伝記風スタイルを用い、清冽な筆致で描いた作品

敬虔で慎み深く、絵の才能を持て余すマーシャと、身体が弱いために生に焦がれる無鉄砲なお嬢さまアンドレ、孤独を抱えるふたりの交流がとても丁寧に描写されている。第4回近代文学賞受賞作。

ジャンル
小説/文学
発売日
2015年
7月29日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
828
KB

カスタマーレビュー

競馬歴50ねん

まーしゃ

辻邦生の美しい小説でした。

カタカナは読みにくい。

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