P+D BOOKS 虚構のクレーン P+D BOOKS 虚構のクレーン

P+D BOOKS 虚構のクレー‪ン‬

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発行者による作品情報

戦争が生み出したさまざまな矛盾に切り込む。

東京で学生をしていた仲代庫男は空襲で焼け出され、列車で佐世保の実家へ向かう途上、同年輩の芹沢治子と出会う。長崎の浦上に住むという治子と庫男は文通を始めるが、“新型爆弾”により治子の消息は不明に――。
一瞬にして未来を断たれた原爆被害者、日本人であることを強いながら差別される朝鮮人炭鉱労働者、敗戦前から英語の辞書を買い漁っていた抜け目ない同級生……戦争によって生まれたさまざまな矛盾や理不尽を、富国強兵の象徴であった旧佐世保海軍工廠250トン起重機(クレーン)になぞらえてあぶり出した名作。

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
2月8日
言語
JA
日本語
ページ数
318
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
1.1
MB
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