P+D BOOKS 金環食の影飾り P+D BOOKS 金環食の影飾り

P+D BOOKS 金環食の影飾‪り‬

    • ¥610
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発行者による作品情報

現実と歌舞伎の物語が交錯する二重構造悲劇。

綾野姚子という無名で、しかも故人による新作歌舞伎『大内御所花闇菱』が上演される。妹で新劇女優である綾野曙子は、その当日、劇場内で死んだはずの姉の姚子とよく似た女性を見かけるが、彼女は何者かに刺されてしまう。

曙子は何者かがその女性を刺す時、「死んだんじゃなかったのか」とつぶやくのを聞く。見えない何かに導かれるように姉の秘密を探るうち、曙子は京都『早蕨』の門前で四つの風鈴に出会う。物語に出て来る風鈴……。

山科の山中の窯で風鈴を焼く青年を訪ねる曙子を、妖しい運命が待ち受ける。現実と併行して展開する新作歌舞伎の物語という、著者面目躍如の妖艶にして耽美的な直木賞候補作。

ジャンル
小説/文学
発売日
2018年
12月18日
言語
JA
日本語
ページ数
304
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
1.2
MB
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