P+D BOOKS C席の客 P+D BOOKS C席の客

P+D BOOKS C席の‪客‬

    • ¥850
    • ¥850

発行者による作品情報

現代社会の矛盾を鋭く衝く傑作SF超短篇集。

「ぼくが書きたかったのは、ショートショートという形式のなかに、“組織化された社会の一員としての個人”というものを、どう浮かび上がらせるかということだった」(あとがきより)
万博会場のある国のブースで、うまい話に乗せられてしまう「特訓」、時代に乗っていた男が、時代の変化を読み切れず没落してしまう「有望な職業」、ほとんどの人間が、ものごとの判断をコンピュータにゆだねてしまった時代を揶揄する「ヘルメット」、倹約のため昼食には毎日カレーを食べていた実直なサラリーマンが、昇進したがために味わった悲劇を描く「ミスター・カレー」、そして、この世のものとは思えない妙な客が乗車してきたのに、誰も関心を払わない表題作「C席の客」――。
著者があとがきで記したように、SFという形式に仮託して、現代人の思考力低下、都会の冷たさ、管理社会の恐ろしさなどをあぶりだした名篇。

ジャンル
SF/ファンタジー
発売日
2025年
11月13日
言語
JA
日本語
ページ数
320
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
984.5
KB
妻に捧げた1778話 妻に捧げた1778話
2004年
なぞの転校生 なぞの転校生
2013年
出張の帰途 出張の帰途
2006年
ねらわれた学園 ねらわれた学園
2012年
駅と、その町 駅と、その町
2013年
「妻に捧げた1778話」が私を救った【文春e-Books】 「妻に捧げた1778話」が私を救った【文春e-Books】
2018年