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発行者による作品情報

未由って呼ばなくていいよ。だって私は--

長い夏休みが終わりに近づき、僕はアリッサと由衣をつれて美傘市に帰ってきた。しかし、一か月ぶりに訪れた友月家の屋敷に友月未由の姿はない。留守番役の九棚(くだな)香織さんには「九月になれば未由様は帰ってきます」と言うが、僕は胸騒ぎを感じる。ただ一つを選べない僕は、何一つ守れないのではないか――と。学園生活が再び開始された登校初日。「ほんと!? あたし、ケースケと同じ学校に通えるの!?」長い髪を黒いリボンで二つに括り、制服を身につけたアリッサがクラスに転校をしてきた。でも、やはり未由の座席は空席のまま――。その日の夕暮れ時、やっと出会えた屋敷の前での未由と再会。しかし、明らかにその様子がおかしい。「私はもう未由じゃない」と宣言する彼女。もうすぐ友月家当主、友月未永(みえい)になるのだと。返す言葉もない僕は、未由が立ち去るのを見送ることしかできなかった……。つい先月まで一緒に笑っていたのに、果たして未由に何が起こったのか!? 満月の夜、闇の中で“魔王”が告げる――「さだめは、千年前から決められていたこと」。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

ジャンル
小説/文学
発売日
2010
2月18日
言語
JA
日本語
ページ数
296
ページ
発行者
小学館
販売元
Shogakukan, Inc.
サイズ
19.9
MB

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