RM LIBRARY (アールエムライブラリー) 288 小湊鐵道 路線・沿革編
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【特集】小湊鐵道 路線・沿革編
小湊鐵道は千葉県の五井~上総中野間39.1kmを結ぶ非電化私鉄で、古風な気動車が走る風光明媚な路線として注目を集めている
東京駅から50km圏の五井駅(千葉県市原市)を起点とする小湊(こみなと)鉄道。大多喜町の上総中野までを結ぶ全長39.1kmの非電化私鉄で、今から100年前の1924(大正13)年に着工、1928(昭和3)年に現在の路線が開通したという長い歴史を持ちます。
開業当初は蒸気動力でしたが、戦前よりガソリンカーやディーゼルカーといった内燃機関動力の採用も積極的で、1961(昭和36)年より製造されたキハ200形は現在でも主力として活躍しています。
近年は「房総里山トロッコ」の運転やJRからのキハ40形譲受など話題も豊富で、風光明媚な景色の中を古風なディーゼルカーが走るとして、SNS全盛の現代に改めて注目を集めています。今回は小湊鐵道について、「路線・沿革編」「車両編」の2巻にわたって解説します。