WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
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- ¥1,700
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発行者による作品情報
本書は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナースが、「生命とは何か?」について、語りかけるようなやさしい文体で答える一冊。
著者が、生物学について真剣に考え始めたきっかけは一羽の蝶だった。12歳か13歳のある春の日、ひらひらと庭の垣根を飛び越えた黄色い蝶の、複雑で、完璧に作られた姿を見て、著者は思った。
生きているっていったいどういうことだろう? 生命って、なんなのだろう?
著者は旺盛な好奇心から生物の世界にのめり込み、生物学分野の最前線に立った。本書ではその経験をもとにして、「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」の生物学5つの重要な考え方をとりあげて、生命の仕組みについての、はっきりとした見通しを提示する。
・・・あなたの出発点がどのレベルにあろうと、そう、たとえ科学って苦手だなぁと感じている人も、怖がらないでほしい。この本を読み終えるころには、あなたや私や繊細な黄色い蝶、そしてこの惑星上のすべての生き物が、どのようにつながっているか、より深く理解してもらえるはずだ。私と一緒に、「生命とは何か」という大いなる謎に迫ろうではないか。(本書の「まえがき」より)
APPLE BOOKSのレビュー
生命とは何か。生きるとはどういうことか。「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」など、5つの角度からこれらの根源的な命題に挑むのは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した生物学者ポール・ナース。本作は彼にとって初の著書となる。生理学のみならず、哲学、さらには宗教学にまで広がる可能性を持つテーマだけに、難しそうだと及び腰になる人もいるかもしれないが、ご安心を。彼の言葉は優しくフランクで、読者の一人一人に語りかけるようなトーンでつづられながら、生物学の最新の知見が大胆に展開されていく。ナースが少年時代に一匹の美しい蝶との出会いによって生物学を志したように、生命について考えることは意外と日常的な行為であり、私たちが子供の頃からそのきっかけが身近にあったのだと思い出させてくれるのだ。生命とは何かを考えることは、自分を深く知ろうとすることであり、その先には自らと地続きの生態系としての世界が広がっている。私たちが新型コロナウイルスのパンデミックを経験した年に、本作が刊行されたのも大きな意味を持つだろう。世界が大きく揺らぎ、不確かな未来が広がる中で、改めて向き合うべきものがここにはある。
カスタマーレビュー
オーディオブック版を出してほしい
車を運転している時に学びたい。Amazonではオーディブル版があるのだからApple Booksでも出して欲しい。CarPlayではApple Booksの方がいい。
訳がひどい
内容以前に訳が酷すぎて、読む気を無くす
突然話し言葉になるなど、表現が統一されていない
親しみやすい訳を目指したのだと思うが、ラフな文章にすれば分かりやすくなるというわけでもない