![【朗読音声付】源氏物語 十八 松風(まつかぜ)](/assets/artwork/1x1-42817eea7ade52607a760cbee00d1495.gif)
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【朗読音声付】源氏物語 十八 松風(まつかぜ)
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Descripción editorial
本書は文章のほかに、プロのナレーターによる朗読音声でもお楽しみいただけます。
源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。
期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、
その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、
日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。
源氏物語 第十八帖 松風(まつかぜ)
六条院が完成し、源氏は夏の御殿に花散里を迎えた。
そして、冬の御殿には明石の君を迎えようとするが、
明石の君は自らの身分の低さと、源氏の娘に対する寵愛から
なかなか上京を決断できずにいた。
そこで明石の入道が都にあった山荘を修繕し、そこに住まわせることとなった。
しかし、上京してからというもの、源氏は紫の上に気を遣い、
なかなか明石の君の住む屋敷に足を運ぶことが出来なかった。
遂に耐えかねた源氏は、明石の君に会いに行くと紫の上に伝えると、
屋敷のある大井へと足を運んだ。
大井にて三年ぶりに明石の君と過ごした源氏は、
初めて見た明石の姫君の愛らしさに驚く。
そして、何とか姫君を皇后に出来ないかと、住まいに戻った後
紫の上に姫君を引き取ってくれるよう頼む。
元来子ども好きな紫の上はその申し出を引き受けるが、
源氏は明石の君が別離に苦悩する姿を想像して悩むのであった。
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