高瀬舟/山椒大夫/舞姫/最後の一‪句‬

『高瀬舟』(たかせぶね)は、森鴎外の短編小説である。1916年(大正5年)1月、「中央公論」に発表された。江戸時代の随筆集「翁草」(神沢杜口著)の中の「流人の話」(巻百十七「雑話」:神澤貞幹編・池辺義象校訂(1905-6年刊)『校訂翁草第十二』所収)をもとにして書かれた。財産の多少と欲望の関係、および安楽死の是非をテーマとしている。「山椒大夫」(さんしょうだゆう)は、説話「さんせう太夫」をもとにした森鴎外による小説で、鴎外の代表作の一つである。『舞姫』(まいひめ)は、森鴎外の短編小説。1890年(明治23年)、民友社社長の徳富蘇峰の依頼を受け執筆し『国民之友』に発表。『最後の一句』(さいごのいっく)は、森鴎外の小説。1915年10月に『中央公論』に発表された。