水滸伝 九 嵐翠の章
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死んだはずの妻、張藍(ちょうらん)が生きている。その報を受けた林冲(りんちゅう)は、勝利を目前にしながら戦を放棄し、ひとり救出へと向かう。一方、呉用(ごよう)は攻守の要として、梁山泊の南西に「流花寨(りゅうかさい)」を建設すると決断した。しかし、新寨に三万の禁軍が迫る。周囲の反対を押し切って、晁蓋(ちょうがい)自らが迎撃に向かうが、禁軍の進攻には青蓮寺(せいれんじ)の巧みな戦略がこめられていた。北方水滸、激震の第九巻。