ロシア文字への旅
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Publisher Description
本書は、2006年度と2007年度にNHK『テレビ ロシア語講座』のテキストに「ロシア文字への旅」「ロシア文字への旅 エクスクールシア」と題して12回ずつ全24回にわたって連載したものを纏めたものです。既に10年前のものでありますが、連載当時の文章の勢いというものもあり、記述の重複も含め敢えて連載当時の形を残して一書としました。誤記・誤植の類いはこれを機に訂正しました。写真・図版も再度確認し場合によっては更新しました。インターネット上のアドレス表示は検索技術の進歩を鑑み一部割愛しました。
本書の書名について一言。「日本文字」という言い方が変なように(平仮名や片仮名、漢字はあるが日本文字はない)、「ロシア文字」という言い方も問題なしとしないのですが、ロシア語を表記する文字ということで、読者諸氏の御理解と御容赦を願います。「ロシア文字」という俗称を手掛かりに本書を手に取る方がいらっしゃるなら嬉しいことではないか、とあらためて思い切った次第です。
目下、ロシアと日本の関係はバラ色とはいえません。しかし、両国の関係は過去からずっと続いていますし、日本にとってロシアが無視できない存在であることに変わりありません。したがってロシア語・ロシア文化の理解は常に必要です。また、経済・政治状況に関わらず、ロシア語とロシアの文字文化が魅力的で人類にとって価値あることは間違いないと思われます。本書が、読者の皆さんのロシア語学習またロシア理解になにがしかのお役にたつことを願っています。
=目次=
本書について
エクスクールシア 1
第1回 ロシア文字と仲良くなろう
第2回 キュリロスとメトディオスの話
第3回 グラゴール文字とキリル文字
第4回 ルーシと文字
第5回 さまざまな書体
第6回 印刷術のはじまり
第7回 ピョートル大帝の文字改革
第8回 文人・作家たちと文字文化
第9回 20世紀の改革 新正書法=共産主義?
第10回 装飾・芸術としての文字
第11回 字母の名前
第12回 ロシア文字と現代
エクスクールシア 2
第1回 ロシア語の勧めとロシアの文字
第2回 スラヴの文字を作った兄弟
第3回 キュリロス・メトディオスの国々
第4回 スラヴからルーシへ、そしてロシアへ
第5回 ピョートル大帝の文字改革 — 前史 —
第6回 ピョートル大帝の文字改革 — その時代と意図 —
第7回 世俗文字から20世紀へ
第8回 20世紀始まる — 新しい正書法へ —
第9回 新しい正書法 — 文字は時代を映す鏡 —
第10回 消え去った文字たちと認知された文字たち
第11回 ロシア文字とラテン文字
第12回 ロシア文字と文化