吉川英治長編小説傑作集
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Publisher Description
(この作品集について)
この作品集には、吉川英治の数ある長編小説の中から、「上杉謙信」・「黒田如水」・「大岡越前」・「平の将門」の四つの作品を収録しました。初出は以下の通りです。
上杉謙信
「週刊朝日」1942(昭和17)年1月4日号~5月24日号
黒田如水
「週刊朝日」朝日新聞社、1943(昭和18)年1月~8月
大岡越前
「日光」1948(昭和23)年9月~1949(昭和24)年12月
平の将門
「小説公園」六興出版社、1950(昭和25)年新春号~1952(昭和27)年2月号
(吉川英治について)
吉川英治は、一八九二(明治二十五)年に神奈川県に生まれました。小学校を中退しますが独学し、一九一〇年に上京します。一九二二年に東京毎夕新聞社に入社し、「親鸞記」等を執筆して、次第に文才を認められます。「キング」誌に発表した「剣難女難」で人気を得て、「坂東侠客陣」「神洲天馬侠」の二長編で人気を不動のものにします。一九三五年に「宮本武蔵」の連載を始め、かつてない人気を得ます。
戦後は、「新平家物語」を執筆し、第一回菊池寛賞を受賞します。その後「私本太平記」「新・水滸伝」を執筆。一九六〇年には文化勲章を授章しました。一九六二年、肺がんのため死去しました。