



四半期成長率とチャート分析
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Publisher Description
30・60・90日の節目で今後の展開を読む
銘柄選択から出口戦略まで6つのステップ
オリジナル計算シートとTradingViewの活用法も伝授!
PER、PBR、ROEよりも四半期成長率?
株式投資にはさまざまな指標(ファクター)が存在します。 「低PERのものほど割安」「ROEが高いほどよい」などといわれますが、実際はどうなのか。これらを検証するのが、機関投資家が用いる「5分位分析」です。つまり5分位分析は、システムトレードでいうバックテストのようなもの。本書では主要なファクターの調査結果を提示し、なぜ四半期成長率を使うのかも明確にします。
著者は過去に大勝ちも大負けも経験し、数多くの失敗を重ねました。その失敗の原因は主に3つ――「正しい銘柄選択ができていなかった」「売買タイミングを分かっていなかった」「ポジションを取りすぎた」。それらを踏まえ、ファンダメンタルズとチャートの分析を徹底的に学びなおし、実績を積んだうえで確立したのが、本書のシナリオ売買法です。著者はこの投資方法にしてから、10年以上も利益を出し続けています。その間、市場はさまざまな局面を見せていました。
本書では有効ファクターとして四半期成長率をベースに、出来高や年成長率などを考慮して有望銘柄を探します。しかしいくら有望銘柄だといっても、売買のタイミングを見誤れば結果は出ません。そのタイミングを計るのがチャート分析です。過去からのチャートを波動としてとらえ、価格変動と30・60・90日という時間的サイクルで分析、仕掛け・利確と損切りのシナリオを事前に設定、段階的に実行していきます。その際、投資資金からポジションの大きさを決め、オーバーポジションからくる資金を減らす要因を排除していきます。
■投資ルーティン手順
①銘柄を探す
②成長性を調べる
③チャート波動の分析
④戦略シナリオの作成
⑤数回に分けた買付
⑥数回に分けた利確
といっても難しい作業はありません。成長性はオリジナルのエクセルシートで計算でき、チャートの波動分析は無料サイト「TradingView」の活用で簡単に線を引くことができます。作業に慣れるまでは本書にそって試していけば、簡単に実践することが可能です。
本書のスタンスはテンバガーなどホームラン級の銘柄を探すものではありません。が、兼業投資家がどんな市場環境でも焦ることなく7~8年といった期間で資産を増やしていく方法も紹介します。
■売買のスタンス
保有は数週間から数カ月単位 ⇒ 長期投資ではない
場中に張り付かない ⇒ 日足ベースで相場チェック
衝動的な売買はしない ⇒ 勝ち負けは全て戦略的に
基本的な保有期間は数週間から数カ月。そのため本書のスタンスは、長期投資でテンバガーなどホームラン級の銘柄のみを狙い打ちするものではなく、確実にヒットを積み重ねることを基本にしています。これは兼業投資家がどんな市場環境でも焦ることなく資産を増やしていける方法です。
銘柄の選定ができない、チャート分析がうまくいかない、ポジションに自信が持てないという方は、本書から戦略的株式投資の術を学んでください。