四季
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Publisher Description
『四季』«Временá гóда»の訳注は、1979年4月より1980年3月にかけて、月刊『現代ロシア語』誌に、各月ごとに順次12回にわたって連載されたものである。
1974年夏、知り合って間もなく文学研究者ワディーム・コージノフさんから、「君がもしロシアをロシア人のように理解したいなら、レスコーフかプリーシヴィンを読んでみたら」といわれて、私はプリーシヴィンを選んでみた。それまでほとんど知らなかったが、読み出したら実におもしろい。そのロシア語の文調もまた快かった。次第に、コージノフさんにすすめられた意味が解かってきた。やがてプリーシヴィンは、私の大好きな作家の一人となった。
大学の授業でも、1976年度の『四季』を手始めに、1977年度に«Жень-шéнь»、1978年度に«Кащéева цепь»の一部、1979年度には«Фацéлия»、それにNHKラジオ ロシア語講座でも、1981年に«Голубáя стрекозá»などなど、幾度もプリーシヴィンを購読のテクストとした。幸い学生や聴取者にも好評だった。
コージノフさんとは、ほぼ2年ごとにロシアを訪ねる度に親交を重ね、無二の親友となった。ロシアを理解する上でも、また実生活においても、実にいろいろと手助けしていただいた。
プリーシヴィン夫人のワレーリヤ・ドミートリエヴナさん(1899-1979)にも、1976年にコージノフさんに紹介してもらった。78年に再びモスクワ郊外ドゥーニノ村のお宅にお訪ねした。翌年亡くなられるまで幾度か文通して、いろいろとご教示いただいた。大柄な夫人は、ゆったりして気品があり極めて魅惑的で、底知れぬ湖のような深みのある精神を自ずと感じさせた。私にとって、夫人は、大学時代の恩師で画家のワルワーラ・ブブノワさん(1886-1983、『ブブノワさんの手紙』、未知谷、2010 をご覧いただければ幸いです)とともに、19世紀ロシア文化を体現する女性である。
今回は、初出の『四季』の訳注に、かなり修正、増補を加えるとともに、作者および作品と、1991年のソビエト体制崩壊後変化した社会生活についても、新しい情報や知見を付記した。ただ、この訳注の対象となったのは、『四季』の抜粋で、全編ではないことを、お断りしなければならない。
これを契機に、私の大好きなプリーシヴィンをさらにお読みいただければ、それにいささかなりともロシア語学習のお役に立てれば、幸いです。(あとがきより)
目次
はじめに
ВРЕМЕНА ГОДА
ЯНВАРЬ
ВЕСЕННЯЯ ДОРОГА
ЗОНТИКИ
ФЕВРАЛЬ
ПОСЛЕДНИЕ МОРОЗЫ
СНЕГ НА ВЕТВЯХ
КВАРТАЛЬНЫЙ СТОЛБ
В ГОРОДЕ
МАРТ
ВЕСНА
БОЛЬШОЕ ВРЕМЯ
ГРАЧИ ПРИЛЕТЕЛИ
ВЕСНА ЗВУКА
МАРТОВСКОЕ СОЛНЦЕ
КАПНУЛО С КРЫШИ
АПРЕЛЬ
ВЕСНА ВОДЫ
БЕРЁЗЫ
ВЕСНА СПЕШИТ
МАЙ
МАЙСКИЙ ЖУК
ФИАЛКА
АРОМАТЫ ВОСПОМИНАНИЙ
ВСТРЕЧА
ОДУВАНЧИКИ
ИЮНЬ
ГРАЧИ
ЖИBOE ДEPEBO
ШИПОВНИК
МЕДУНИЦА И МОЖЖЕВЕЛЬНИК
ПЕРЕД ДОЖДЁМ
ИЮЛЬ
ЛИПЫ ЦВЕТУТ
СРЕДИ ДУБОВ
ПОСЛЕ ГРОЗЫ
ДЫХАНИЕ ЛЕСА
АВГУСТ
ЧЕРНОБЫЛ
КОНЕЦ ЛЕТА
ТУМАН
ПРИШЛО ВРЕМЯ
БОЛЬШАЯ МЕДВЕДИЦА
СЕНТЯБРЬ
ЗЕМЛЯ И НЕБО
ВЕТЕР
КРАПИВА
ПЕРЕЛЁТ
ВЕСЁЛАЯ ТЕНЬ
ПЕРВЫЙ МОРОЗ
ОКТЯБРЬ
СИЛА ЖИЗНИ
ОСЕНЬ УЛЫБАЕТСЯ
ЧУВСТВО СВОБОДЫ
ПОСЛЕДНИЕ ГРИБЫ
ВОРОБЕЙ
НОЯБРЬ
ЛЕСНОЕ ЗЕРКАЛО
ФЕНОЛОГИЯ
ПРИМЕТЫ ЗИМЫ
ДЕКАБРЬ
ЖИВЫЕ КАПЛИ
В ГОРОДЕ
ВЕСНА ТЕНЕЙ
あとがき