【朗読音声付】仙‪人‬

●プロのナレーターによる朗読音声付書籍


「番頭さん。私は仙人になりたいのだから、そう云う所へ住みこませて下さい。」


仙人になりたい権助は口入れ屋の紹介で、腹黒い女房のいる医者のもとで二十年間無給で働くかわりに仙術を教えてもらうことになりました。


しかし医者はもちろん仙人になる術など知りません。


とうとう二十年がたつと、権助は「お約束の通り、不老不死になる仙人の術を教えてもらいたいと思います。」と医者に言いに来ました。


そこで医者の女房が云った言葉とは…。