梶井基次郎はこれだけ読め!
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Publisher Description
(梶井基次郎について)
梶井基次郎は、一九〇一年(明治三十四年)に、大阪市で生まれました。最初エンジニアを目指して三高に進学しますが、次第に文学を志すようになります。東京帝国大学の英文科に入学しますが、少年時代からの肺結核のため卒業はなりませんでした。
三十一歳の若さで亡くなったため、その作品は二十数点とすくないですが、特に「檸檬」は傑作として有名です。
三島由紀夫は、梶井基次郎を「夜空に尾を引いて没した星のやうに、純粋な、コンパクトな、硬い、個性的独創的な、それ自体十分一ヶの小宇宙を成し得る作品群を残した」と評しています。
この本には、未完のものも含めて、小説を27編、随筆などを2編の合計29点の作品を収録しています。
(小説)
太郎と街
奎吉 一九二三年
矛盾の様な真実 一九二三年
橡の花 一九二五年
泥濘 一九二五年
城のある町にて 一九二五年
檸檬 一九二五年
路上 一九二五年
Kの昇天 一九二六年
ある心の風景 一九二六年
過古 一九二六年
雪後 一九二六年
冬の日 一九二七年
ある崖上の感情 一九二八年
筧の話 一九二八年
器楽的幻覚 一九二八年
桜の樹の下には 一九二八年
蒼穹 一九二八年
冬の蠅 一九二八年
愛撫 一九三〇年
闇の絵巻 一九三〇年
交尾 一九三一年
のんきな患者 一九三二年
温泉 遺稿
海 遺稿
闇の書 遺稿
闇への書 遺稿
(随筆など)
『青空』のことなど 一九二八年
「親近」と「拒絶」 一九三一年
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、iPhoneはもちろん、iPadやMacでの読書に最適化しました。また、作品の一編一編にも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。