蘭学者 川本幸民 蘭学者 川本幸民

蘭学者 川本幸‪民‬

近代の扉を開いた万能科学者の生涯

    • $16.99
    • $16.99

Publisher Description

われわれの使っている「化学」という言葉を日本で最初に使いはじめたのは、幕末動乱の時代を生きた川本幸民(1810―1871)という蘭学者である。彼はそのほかにも「時間」「分子」「空気」「水蒸気」「軽金属」「重金属」「ブドウ糖」「気象」といった、われわれが日常使っている言葉を数多く考案している。また、ビールの試醸、マッチや写真機の製作をわが国で最初に行い、蒸気船、飛行船、電信、兵器など、数多くの欧米の技術をわが国に紹介した。著者が彼の人生を書きたいと思ったのは、科学者としての業績が素晴らしいという理由からだけではく、立身出世を夢見て学問に励んだ明治以降の青年たちとは異なる、この時代の「純粋な向学心」が眩しく感じられたからだという。しかし幕末という激動期は、何事かを成そうとする人間は厳しい時代の試練を乗り切らねばならなかった。現代人の想像をはるかに超えた、幸民の波瀾に満ちた人生を照射した一冊。

GENRE
Biographies & Memoirs
RELEASED
2008
June 26
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
320
Pages
PUBLISHER
PHP研究所
SELLER
PHP Institute, Inc.
SIZE
16.1
MB

More Books by 北康利

松下幸之助 経営の神様とよばれた男 松下幸之助 経営の神様とよばれた男
2014
稲盛和夫伝 稲盛和夫伝
2022
小林一三 小林一三
2014
安奈淳物語 私は歌う、命ある限り 安奈淳物語 私は歌う、命ある限り
2010
九鬼と天心 九鬼と天心
2008
子どものための偉人伝 福沢諭吉 子どものための偉人伝 福沢諭吉
2007